「運命って信じる?」
今日は朝から手当たり次第に聞いている。
ソレは自分の意思ですかそれとも、、触れるものみなにそう問いかけた。
ここ数日バイオリズムが乱れているのである。「こころ」があたふたと活発になっていた。脆弱な精神は抽象な方向へとふらふらと逃げたがる。答えを必要としているのではなく、誰だって何だって自分とさほど大差のない事を確認したいのだった。周りも浅い日頃をのらりくらりただおどおどと歩いている事を確認させてよ、、そんな風に「こころ」が内側をノックする。
夕方に差し掛かり東から空が曇り始めていた。
予報よりも早く雨が振りそうである。
家路を急いだ。どこにも寄らずに真直ぐ帰ってしまう事は不安である。漂い始めた衝動を沈めてなだめて閉じ込めながら人混みをどんどんかき分けているとそうだと思いついた。「老婆にも聞いてみよう」それで一先ず「こころ」を締めくくる。そう思うだけで足取りは微々と軽くなった。
PR