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今日も地球がまわるからワタシはぐるぐる夢をみる、、 ふわふわ浮かんだ妄想を短編小説に込めました、、ユメミルアナタへ愛を込めて☆             
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昔話か。。中澤茶之助はかつての先輩に呼び出され、学生時代を過ごした懐かしいだけの街に近づいていた。近づくにつれて甦る記憶は全てとうに昔話である。この街の変化は今もスピードを緩めていなかった。


仲澤茶之助を乗せた電車は定刻よりやや遅れて渋谷駅に到着した。それでもまだ約束の時間よりは早い。ごとんとドアが一斉に開くとほぼ全ての人が吐き出される。中澤茶之助は流れに身をまかせホームへと飛び出した。歩きながら携帯の電源を入れる。優先席の付近で執拗なオレンジの警告に負けて切ってあった。

群れからはぐれた子象がいるんだが、、初老の紳士がすり寄ってきた。
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Edit by : Tobio忍者ブログ│[PR]