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今日も地球がまわるからワタシはぐるぐる夢をみる、、 ふわふわ浮かんだ妄想を短編小説に込めました、、ユメミルアナタへ愛を込めて☆             
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クネクネで砂賀マコの人生は少し変わった。


「え、、捕まえたのか?」


庫太朗の疑念の奥に確かな羨望の光を宿した視線。

嫁からの思いがけないニュースに、

つぶら過ぎる夫の瞳がはっきりと潤い、その日から態度が変わった。

端的に言えば、ようやく大人扱いし始めた。


「こっちの方が良くない?」と何かと庫太朗が決定していたが、

「どう?」なんてこっちの意見を取り入れたりもしだした。

それはそれでいいんだけど、、

ちょっと面倒臭いなぁと元来「お任せ」な砂賀マコは思い始めていた。



クネクネ “らしき” ものを捕まえた日。

そのまま自転車で自宅に寄って義妹の魔美子さんに見せた。

10才年上の魔美子さんは弟と同じ職場で経理を担当していた。

2年前に結婚とともに会社を辞め、

今は週に3日お弁当屋さんでパートをしている。







全体的におっとりしている砂賀家に来て、

余計に際立つシャープな身のこなしと、

明るいお人柄で一族に気に入られ、

あっという間に確固たる “居場所” を確保した。

お姉ちゃんの欲しかった砂賀マコはことさら彼女になついていた。

雑学にも長けており、

砂賀マコは何かっていうとトミ子さん、トミ子さーんと慕っていた。



早速、家に帰り簡単に庫太朗の夕飯だけ用意するとパソコンに向かった。

クネクネで検索。

99万3千件のサイトにヒットした。

ざっと見るのに7時間かかり、

自分が捕まえたものが世間を騒がすクネクネではない事が判明した。


砂賀マコは目の前のスチールのクッキー缶を見た。

クネクネは取り急ぎヨックモックの缶に入れてフタをしてある。

とり急いで缶から出され散らかる小袋に手を伸ばし食べた。

何も考えずにさくさくと6つ食べたところで、

無性にコーヒーが飲みたくなったので、カラを握り台所に立った。

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