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けーじどーしゃ　けーじどーしゃ

信号待ちをしていると近くの植え込みの中から幼児の声がする。
19時になろうとしている。
渋谷駅前スクランブル交差点は異様なエネルギーに満ちていた。
仲村茶之助はiPodのボリュームを下げる。






ケムリ?

「そう。箱のフタを開けると、中からすぅっと白い煙が上がる」

6月に入り、雨の日らしく今日のキャンパスは人が少ない。
1限の開始した後のカフェテリアは空いていた。
しとしとと降る雨。
遠くで正門にバスが到着した。


蹴っ飛ばした隙に逃げたの?

見学者の列に紛れ

決定打の出ぬまま最終回を迎えた。