イカ釣りを終えた帰りの山道で古い友達にそっくりのお地蔵さんを見た。
一方通行を逆走する原チャリを昨晩ウチの猫が見ていたハズだと警官が来ている。しかし、この時間猫は出て行ってしまっていた。
若い警官には申し訳ないが奴の行方は知らずである。
奴とはもちろんウチの猫の事だ。
若い警官は猫を待たせてくれと言うが、
ウチの猫は何時戻るか分からないし、今日戻るかさえも、、
見つけたらこちらから連絡すると言っみたが、
頑として聞かない。
とりあえず、ドアの外で待たれるのは体裁も悪いので部屋に上げた。
色使いが気に入ったのでそのジュエリーボックスを買った。
金属アレルギーの私はアクセサリーを身に付けない。
つまり、不要の物を買った。
ガラス製のその小さな入れ物を手にすると幸せがこみ上げた。
インドに立つ2日前シマシマの手紙は届いた。
イケメンの店員情報をブログに書いて下さい。編集の はそう言うと待たせていた携帯電話に出た。欠伸を噛み殺すと瞳が生暖かい涙にどっぷりと浸る。「イケメンの店員情報?...」とりあえず手帳に記した。
言われた通りの入れ物を持って待っていると、その女は現れた。
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