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今日も地球がまわるからワタシはぐるぐる夢をみる、、 ふわふわ浮かんだ妄想を短編小説に込めました、、ユメミルアナタへ愛を込めて☆             
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胡椒の瓶からオッサンが出て来た。
自分は王だと言っている。
オッサンが出たばかりの胡椒を使う気がせずラーメンは素で食べた。
ぼわと煙とともに出て来たのではない。
んしょんしょと懸命に這い出て来たのだ。
いかに寛容な野梨子ケンドールも使うのを放棄した。
大方食べ終わり汁の底に残ったメンマを丁寧にかじる。
がりがり がりがり
メンマは野梨子ケンドールの密かな好物だった。
メンマあっての「好きな食べ物はラーメン」だった。
王と名乗るオッサンはゆっくりと息を整えると、
倒れた胡椒の瓶の上に座り足をぶらぶらと投げ出して、
コチラの様子をうかがっていた。
野梨子ケンドールは最後のスープの上澄みをレンゲですくい、
いつも通り1㎝ だけスープを残し丼を置いた。
今日に限っては胡椒を使ってないので残す必要もなかったが、残した。
ふぅと息をついて、


用意しておいた紙袋を茶山くんに手渡した。
コーヒー飲んでく?
茶山くんは申し訳なさそうに首を振ると右手を差し出した。
野梨子ケンドールは口許で小さく微笑み首を振った。
懸命に小さくお洒落に、なんとか首を振った。
茶山くんが小さく微笑む。




るるると携帯がやさしく点滅する。


胸が張り裂けてどうやら身体の中にどろりとしたモノが流れ出た。
吐き気がしてラーメンの鉢に吐き出す。





恋心なんだと思う

カップ焼きそばのお湯を捨てながらようやくそう結論付けた。



転がる子供
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