忍者ブログ


今日も地球がまわるからワタシはぐるぐる夢をみる、、 ふわふわ浮かんだ妄想を短編小説に込めました、、ユメミルアナタへ愛を込めて☆             
595  596  597  598  599  600  601  602  603  604  605 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「そらごらんあれ」

そう言って
目の前でみるみると木々が紅葉していった。


「これ全員行くんですよね」

渋滞の中にいた。
ナビの示す到着予定時刻がどんどん加算されてゆく。


「ちょっとツヨすぎるね」

強過ぎる、聞こえぬように繰り返してみる。
差した指の方向で洗濯物が大きく揺れていた。
あぁ風の事か。


「旅に?」

今朝、郵便受けでみつけたハガキを見せた。


「あぶないっ」

後ろの方のシートから声が聞こえた時には、
すでにファールボールは眉間の先であった。


「あなたもすきなんですか」

川を見下ろしていると橋の上で声をかけられた。
夜中の嵐で川は増水し混濁している。
PR
Edit by : Tobio忍者ブログ│[PR]