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今日も地球がまわるからワタシはぐるぐる夢をみる、、 ふわふわ浮かんだ妄想を短編小説に込めました、、ユメミルアナタへ愛を込めて☆             
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頬をぎゆとツネられて中野富鞠子はようやく目を覚ました。「終点ですんよ」と不躾に言われ、はぁとようやく顔を上げると駅長はテナガザルだった。「もう駅閉めるんよ、ささ」とテナガザルの駅長は妙なアクセントで急かす。

骨が痛むと飼っている魚が言うのでとりあえず中野富鞠子は水槽に手を入れた。冷たい。魚は差し入れた右手にそっと近づいた。手の平を丸めると静かにその中に身を寄せる。

本棚の整理を始めてしまい気がつくと夜が開けようとしていた。

北海道から荷物が届いたのは上司にはじめてたてついた夜だった。
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