02_32.3

「運命って信じるほう？」

先月からベランダに住みついた老婆に聞いてみる。
窓から見ると吹き込む落ち葉を丁寧に掃き集めていた。
葉が色の違いで大別され3つの小さな山となっている。
しばらう見ているとすぐに蒲鉾のニオイに気がついたのかこっちを見た。